選挙で勝利する為には3バンが必要とされています。その3バンとは1、地盤、これは立候補者を応援してくれる人がどれだけいるかということ、つまり後援会や応援団体、これは世襲で立候補する方の方が父親や祖父の代の後援会などから応援して貰えるので断然有利です。
2つ目は看板、これは立候補者が有権者にどれほど知られているかということ、つまり知名度ということになります。これも世襲の候補者が断然有利です。それは本人の知名度があまり無くても。父親や祖父が元議員ということで抜群の知名度があり、その方の息子さん、お孫さんということでそれだけでも他の候補者とは違います。それから知名度のある方というのはマスメディアに良く登場し、それで有権者に良く知られている方です。例えば芸能人、スポーツ選手、テレビ番組のニュースキャスターなどですが、その方の議員としての資質は別にしても有権者の目に触れる機会が多く、その候補者の看板としては申し分のないものでしょう。
3つ目はカバン、これはお金のことを言っています。選挙に出るとポスターや選挙運動などに相当なお金がかかります。これもやはり世襲の候補者が有利で、いいか悪いかは別として父親や祖父から引き継いだものがあります。
こうしてみると選挙で勝利するのは世襲の候補者が断然有利で、その次にマスメディアに良く登場する有名人ということになり、それ以外は中々勝利出来ないということになりそうで、実際国会議員の顔ぶれを見てみると世襲議員の割合が大分高いとか。本当の民主主義を高めるためにも地盤、看板、カバンの3バンが無くても勝利出来る環境を作らないといけないですね。